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カルシウム比較

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カルシウムってなに？

カルシウムは人間の体に一番多く含まれているミネラルで、骨や歯の主要成分のひとつであることで良く知られています。 カルシウムは体重の1.5〜2.0％を占め、成人の体には約1200g存在していると言われます。 その99％は骨と歯に蓄えられます。

残りの1％は、血液や筋肉などに存在し、カルシウムが足りなくなると、骨に貯蔵されたカルシウム から補給されます。

カルシウムは、丈夫な骨を作り、虫歯や骨粗しょう症から守ってくれます。 また身体的なものの他、イライラなどの精神状態を安定させる役割もあると言われます。

よく、カルシウムのとり過ぎは結石の原因？と言われますが、 一般的にはカルシウム不足によって、骨や歯から溶け出したカルシウムが結石をつくるとされています。

結石と呼ばれるもののほとんどはシュウ酸カルシウム結石というもので、これは尿中のカルシウムと シュウ酸（ほうれん草や紅茶、コーヒー、チョコレートなどに多く含まれる）が増えすぎた状態で結びつき、 それが腎臓で結晶化して結石になったものです。

摂取されるカルシウムの量が充分であれば、シュウ酸とカルシウムは、腸内で結合し、そのまま便（うんち）として排出されます。 カルシウムが足りない場合、腸内でカルシウムと結合できなかったシュウ酸は、腸に吸収され、血液から肝臓を経て、尿として排出されます。

するとシュウ酸は、尿中のカルシウムと結合して結石ができ、尿路にひっかかるのです。 したがって、結石の原因のひとつはカルシウムの不足ではないかといわれてます。 なお、カルシウムは多くとった分は骨に蓄えられ、余分になると腸の吸収率が下がり便として出します。

必要とされる一日のカルシウムの量は、成人で600mg、成長期の子供で500〜900mgが必要と言われています。 また、カルシウムはマグネシウムを一緒にとり入れると、吸収力が増して骨を形成するのに役立つそうです。 マグネシウムの摂取量は、カルシウム1に対して0.5のバランスが良いだろうと言われてます。